港区の江戸33観音めぐりの続きです。
前回は、道往寺でした。

三田台公園の前を通り、亀塚公園を通ってすぐのところに済海寺はありました(そういえば、伊子皿貝塚が近くにあったそうなのですが、見ないで通り過ぎてしまいました)。

道往寺からは、10分くらいでついたと思います。

港区では一気に江戸33観音めぐりをしたいですよね。

済海寺は、オシャレな外見のお寺でした。

お寺というより、どこかのレストラン風ですね。私は、最初、ここでいいのかと何度も確認してしまいました。

さすが港区にあるお寺です。

前回の道往寺も、海の近くの高台に昔はあったということで、そこで月見をしたとの話がありましたが、済海寺の名前には「海」という文字が入っています。近くに、貝塚があるくらいですから。

こちらもまた、海が間近にあったということを感じさせるようなお寺の名前です。

今でこそ、高輪ゲートウェイ駅だとか言っていますが、山手線のあたりは、海だったのだと思います。

 

港区の済海寺へ最初のフランス公使館跡もある

済海寺といいますと、フランス公使館跡です。

最初の、と書いてあることからわかるように、他にも移転したのでしょう。

東京都指定の旧跡となっています。

日本はアメリカなど欧米の国々と修好通商条約を結びます。

日米修好通商条約というのは、聞いたことがありますよね。

修好通商条約を結んだ翌年から港区のお寺に、各国の公使宿館が置かれるようになりました。

そこでフランスは、済海寺となったのです。

最初のフランス公使館が置かれた寺院になりました。

フランス公使館として寺院の庫裏や書院が使われたそうです。

そのため幕府からの支給で寺を増築してそちらで生活することになったとのことがお寺の記録に残っているそうです。

 

本堂とは別の場所に観音堂あり

済海寺観音堂

まだ寒さが残る季節でしたが、紅白の梅の花が咲いていました。

黄色の花は何でしょう。

済海寺は、本堂とは別の場所に観音堂がありました。最初の写真を見ていただくとわかるように、本堂まで行く途中の左手に観音堂があります。

観音堂のご本尊は、亀塚聖観音菩薩です。

済海寺は、お寺の中にある亀塚から、以前は、亀塚山という山号を使っていたそうです。

亀塚公園も近くにあるように亀塚が有名なのですが、それは更級日記の竹柴寺伝説に由来するお寺としての話にも関係があります。

竹柴の衛士の宅地にあった酒壺の下に住んでいた霊亀をその土地の人々が神様にお祀りしたものであるという伝説もそこには書いてあったそうです。

残念ながら観音堂で亀塚聖観音菩薩像は見ることができませんでした(秘仏)。

亀塚という名前のとおり、亀の上に観音様が立っているとのことですが、見ることができないので残念です。

どのような亀なのでしょうね。

お寺のご本尊は、阿弥陀如来像とのことです。更級日記の竹柴寺にあったお寺とのことなので、歴史の古いお寺ではあるようです。

それにしても港区三田のお寺ともなると、今でもフランス公使館として使えると思えるくらいのオシャレなお寺なのですね。