秩父札所めぐりを発願して初日に6ヶ寺回ったのですが、こちらの卜雲寺は札所6番ですが、後日に行きました。

私の場合、ある程度順番に回っていますが、それでも順番通りにはならないで、変則的なところもあります。

秩父札所の場合は、比較的順番通りに巡ることができるほうです。御府内八十八ヶ所は、順番どおりに回っていたら、非効率この上ないです。

卜雲寺に参拝した時は、曇、雨、晴れと短時間で天気がコロコロ変わりました。

上の写真を写した時は、晴れだったので、この写真を残して、あまり天気がよくないものは消してしまいました。

白梅がきれいに咲いている時期でした。

卜運寺に白梅の時期に参拝。武甲山の雄大さがわかる眺めの良い場所

卜雲寺は、坂を上って、階段を上っていくお寺です。

坂の下のところで、登山が終わって歩いている初老のグループに出会いました。

休憩場所を卜雲寺にしていたようでした。

みなさん、お元気そうでびっくりです。

私なんて低い山でも登山をしたら、息が切れてしまいます。

秩父札所めぐりをしていると、このような登山から帰る人たちと一緒になることが時々ありました。

 


ねがい地蔵が卜雲寺に行く途中にあり

卜雲寺に入る前にお願い地蔵尊があります。このお地蔵様ですが、1737年に地元の平沼与左衛門が創立したそうです。

八大将軍の頃に疫病が流行して、その病気平癒のためとか、書いてありました。

いつの時代も疫病は怖いものです。

それ以来このお地蔵様は子育て、身体健全、延命のねがいを聞いてくれるそうです。

小さなお地蔵様がお備えされていました。

創立した日にちなみ、毎年6月16日に、ねがい地蔵のお祭りがあるそうです。


石段を上って白梅の咲く本堂へ

石段を上っていくとすぐ目の前が観音様がいらっしゃる本堂です。

中を写真に撮ることはできませんが、つるし雛も飾ってありました。

お堂のところにいた時、それまでは曇り空だったのが、急にみぞれ混じりの雨になりました。


私がお経を唱えている間、登山グループの人たちは、お堂の前にいたり、休憩所のようなところで休んでいたりしていました。

お遍路さんなのかといろいろ聞かれました。

私は山の名前に詳しくなかったので、どの山に登ってきた帰りなのか聞きそびれました。武甲山からの帰りだったのでしょうか。目の前にそびえるからと言って、武甲山しか山はないわけでもありません。

もしかしたら、登山の人が立ち寄るお寺としても知られているのかしら。

 


武甲山の山頂の蔵王権現から来たお堂

本堂の右となりが納経所です。小坊主がいるのでわかりますよね。

その奥に駐車場がみえます。

お寺の住職からは、そちらの駐車場に行ったほうが、武甲山を見るにはいい眺めなのだと聞きました。

武甲山の眺めの良さは、札所の中で一番だとして、新聞記事にも紹介されていたそうです。

卜雲寺は高台にありますから、武甲山を見渡すのに都合がいいのです。

秩父の札所めぐりでは、武甲山をみるとホッとするというのか、かなりシンボルマークになっていました。

この卜雲寺からは南の場所にあたるのが、武甲山です。


荻野堂が通称名となる卜雲寺

本堂と白梅が映える時期に行けたのもよかったです。聞くところによると、桃の木もあるそうです。源平桃とのこと。

これを写真に撮った時は、奇跡的に晴れ間になっていました。

こちら卜雲寺の観音様は、もともとは、武甲山の山頂にある蔵王権現にお祀りされていたそうです。

御本尊様は780年もの歴史があり、卜雲寺自体は400年あまりの歴史があります。

ここは「荻野堂」とも呼ばれているのですが、この卜雲寺から西に1キロ弱のところの池のほとりにあったお堂の名前だったそうです。

池に大蛇がいて、村人たちがその大蛇を退散させようと武甲山の観音様に祈願したのが始まりとのこと。

その霊厳あらたかなことからお堂を建てたのが「荻野堂」。そこに観音様を祀ったそうです。

のちになってから荻野堂と卜雲寺が一体化したそうで、宝暦10年に今の地に荻野堂が移築されたとのこと。

いつも秩父札所でみる絵が掛かっていました。「禅客」というタイトルですね。

「今の荻の堂を建立し繁昌の地となれり」と書いてあります。



卜雲寺の本堂向かって、左手には、薬師如来をお祀りする薬師堂もありました。

それにしても、私がいる間に、雲が通り抜け、晴れ間が見えてきたり、かと思うと、いきなり雨が降り出したりとお天気の変化が激しいです。



薬師堂のすぐ右には、卜雲稲荷の稲荷社もありました。

なぜかお寺と稲荷社は同じ場所にあるのですよね。

そのすぐ右に休憩できる場所がありまして、登山グループはそこで休んでいました。

しかし、写真は撮らないでおきました。


武甲山の眺めは駐車場がおすすめ

言われたとおり、駐車場のほうに行ってみました。

武甲山を見るには、やはりここからの眺めのほうが良さそうです。

まだ雪が残っているので、ところどころ白くみえます。

秩父のシンボルマークですね。

どことなくピラミッドのようにも見えてきます。



石段を上ったすぐのところにあった、石でできた観音様です。

卜雲寺には、紙本の「荻野堂縁起絵巻」という寺宝も残っているそうです。

お寺に貼ってあった新聞記事には、卜雲寺は越生の龍隠寺の末寺で、徳川家光に使えた同朋衆だった撫州春道が開山したそうです。徳川と縁があり、葵の御紋を使うことが許されたとか。

しかし、明治維新で幕府がほろび、その時に葵の御紋を削って難を逃れたそうです。

卜雲寺はこじんまりとしていて、境内はそれほど広くありません。

やはり他の山々よりも武甲山が見応えあります。



階段を上ったところには、札所六番荻野堂と書かれていて、卜雲寺とはなっていませんでした。

それだけ通称の荻野堂のほうが知られているのでしょうね。

階段を上ったところにある六地蔵とともに、武甲山の写真を撮ったのですが、今度は逆光になるのか。

スマホ写真なので、これが限界ですね。白梅も暗く写ってしまっています。

武甲山のすぐ上の雲は黒い色の雲で、今にも雨が降りそうなのですが、ところどころ雲が途切れているので、その途切れた時は、晴れてくるという、なんとも変化が激しい、雨だったり、曇りだったり、晴れだったりの天気でした。

やはり卜雲寺に来る時は、夏の晴れ渡る日、もしくは、冬の乾燥した晴れた日が武甲山を見るにはいいのかもしれません。

雲が少ない時がいいですよ。

卜雲寺からの展望、特に駐車場から武甲山を一望できるというのは、知る人ぞ知るなのか、それとも秩父に何度も行っている人ならよく知られているのかわかりませんが、秩父の札所めぐりしている人なら見ておくべきでしょうね。

秩父のランドマーク的な存在の武甲山の雄大な眺めは必見です。