今まで、三軒茶屋駅から東急世田谷線を見たことが何度かあったのですが、今まで全く気が付きませんでした。

それがこの「江戸五色不動霊場」の木札と「関東36不動霊場」の木札です。

木の柱に打ち付けられていました。

人間は見ているようで、見ていないのですね。

ということで、東急世田谷線そばにある江戸五色不動尊でもあり、関東36不動尊でもある教学院の目青不動尊にお参りにきました。

 

江戸五色不動尊のひとつ目青不動尊(めあおふどう)

こちらは、石の柱に天台宗教学院の文字と、目青不動尊の文字がみえます。

以前にも、目赤不動尊のときに書きましたが、関東36不動尊めぐりがなかなかハードだと思う人は、七福神めぐりではないですが、「五色」の不動尊をめぐる江戸五色不動霊場をめぐるのはいかがでしょう。

入門としてはいいと思うのですよね。

やる気になれば、朝一番からはじめて1日で回り終えることもできるでしょう。

達成感を味わえます。ただし、江戸の町を四方、いえ、5方向から守るためにバラバラなので、それぞれのお寺の間の距離はあります。

五色といいますが、目黄不動尊が永久寺と最勝寺の2ヶ寺ありますので、実際は6ヶ寺めぐることになることも七福神に近い感じがします。

目黒、目白、目赤、目青、目黄の五色なのですが、目黄不動尊がなぜか、2ヶ寺あるためです。

 

世田谷線からすぐそばで交通の便が最高

私が入っていった門は、東急世田谷線のすぐそばの門です。

後で写真を載せますが、もう一つ住宅の中にも門があります。

とにかく世田谷線から近いのがいいです。関東36不動尊も駅から近いお寺ばかりではありません。

駅からかなり歩くお寺もありますよ。

目青不動尊が例外と言っていいくらいです。

東急世田谷線から入る門は、このように石碑、石仏、石塔が並んでいます。

真正面にお不動様のお堂が見えます。

歴史が古そうなお寺ですね。

お堂も年季が入っています。

最初、閣王殿かと思ったら、どうも漢字が違いますね。閻魔大王の閻の文字のようです。

なぜ、閻魔大王の閻王殿なのでしょうか。

些細なことなのですが、なぜか不動尊のお堂に「納経所」の札がかかっていました。

 


上のお堂の写真では、暗くてよく見えなかったでしょうが、下の写真には、「不動明王」の文字が見えますよね。

ということで、こちらがお不動様のお堂になります。

場所が駅から近くて便利だからなのか、けっこう次から次へとお参りに来る人がいました。

私はちょうど人が居なくなったときに写真を撮りました。

 

赤い提灯が目立ちます。

お不動様は男性に人気があるようですね。

私が行ったお不動様はどこも男性がお参りに来ているのを見かけることが多かったです。


ご本尊の不動明王は、公開されていませんが、その御前立の不動明王はいくらでも観ることができます。

オープンな感じがしました。

額に入った不動明王の絵が見えました。


赤い提灯が目立ちます。

お不動様がいらっしゃるお堂から出まして、左手に本堂がありました。


こちらが教学院の本堂になります。その奥にもなにかありそうでしたが、あまり本堂のほうへは行きませんでした。

私はお不動様が目的でしたから。

世田谷区の名木も植えてあると言われる、教学院の境内です。

このような世田谷線のすぐ脇にあるお寺ですが、ここだけ森林が目立ちます。

そもそも教学院は、青山にあったのですが、ここの地に移ってきました。

不動明王のお堂に向かって左手、すぐわきに夜叉塚がありました。

その後ろには、塔のようにみえる場所です。



お不動様のお堂、閻王殿のところには、納経所と書かれていましたが、教学院の本堂へ行く途中に「納経受付」の場所があります。

 

こちらで、関東36不動尊の御朱印をいだだきました。

納経所というか、納経受付の建物も木造で古い感じがしました。

さて、冒頭でも書いたのですが、お不動様のお堂から右手に行くと別の門がありました。



あとで調べたら、こちらの教学院は、紫陽花で有名な場所だそうです。

どうせ回るのならお花がきれいな時期に来てもいいかもしれません。

枯れ木というか草木くらいの大きさです。こちらの門の参道沿いに植えてあるのは、紫陽花ではないかと思います。

残念ながら、まだ寒い時期なので、まったく気配すらない感じですよね。

先程も書いた参道ですが、世田谷線から近い入口からも、こちらの門からも、まっすぐ前がお堂になっています。

こちらの参道はは本堂に突き当たるようになっていました。

 

こちらの門の石柱の後ろには、明治四十一年の文字が見えました。