志村不動尊と知られる、宝勝山南蔵院へ行きました。

あいにく、山門工事中のため、神社のほうから入ったので、いわゆる裏門から入ることになりました。

そのうえ、入ってから間違って本堂の裏手に行ってしまいました。

しかし、現在は山門が完成しているはずです。

それならば、山門からまっすぐ入って参拝できます。

これから関東36不動尊めぐりをする人はきれいな山門を通っていけますよ。

 

山門工事中に行って完成間近



ここに書かれているように「南門」という場所まで、ぐるっと回っていきました。

ついでに隣の氷川神社も参拝できたので、良しとします。



 

こちらがその裏手にあるという「南門」です。

しかし、これからは使うのは檀徒の方くらいでしょう。


南門から入った(以後こちらを利用することはないだろうけれど)

雨の日の参拝なのですが、初不動の日なのです。

おそらくこの日までに山門が完成する予定だったのでしょう。

予定の日は、お不動さんの縁日となっていましたから。


初不動の日に志村不動尊に参拝

 

とにかく立派なお寺です。

春に参拝したら、きれいな桜などが咲いているのだろうなと思いました。右手にあるのは、枝垂れ桜ではないかと思います。

冬なので、花の美しさを楽しめないのが残念です。

それにしても初不動の日で、なおかつ雨なので、寒かったです。


不動尊は不動堂に

こちらが、不動堂です。

お不動さまのご真言を唱えます。

雨の日なので、私くらいしか、参拝する人もいません。

しかし、お正月には多く参拝に来ていたのでしょうね。

護摩祈祷は、毎月、行っているそうですよ。


桜の季節に参拝するのをおすすめ

桜の咲く頃でしたら、この場所は、写真が映える場所ではないかと思います。

板橋区の有形文化財に指定されているのが庚申地蔵です。庚申講中の10人によって建てられた地蔵像です。

お寺参りや神社めぐりをしていると庚申塚をみることがあります。

庚申信仰は江戸時代、お地蔵さまも礼拝の対象になっていたことがわかるということで、貴重な像となりますから有形文化財なのですね。

お地蔵さまと枝垂れ桜でいいですね。それを思うと花祭りの4月8日に参拝するのもいいでしょうね。

桜の咲いている時期は日によっては、ライトアップもなされるのだとか。桜とのコラボはきれいなことでしょう。

こちらは、本堂です。ご本尊のほうになりますね。

調べてみたら、南蔵院は、関東36不動尊としてだけでなく、豊島八十八ヶ所霊場でもあるそうです。

ご本尊は、十一面観音ということで、豊島八十八ヶ所のほうは、そちらの御朱印になるのかなと思っています。

十一面観音のほかにも、阿弥陀如来坐像も奉安されているそうです。



立派な本堂ですね。初不動の日は午後2時から法要があって、法話が聞けるということを後になってしりました。

残念ながら私が参拝したのは、午前中です。

初不動の日だというのに。

しかし、初不動の日ということで、ほかにもお不動さまに行く予定でしたので、残念ですが、参拝だけにしました。


 

鐘とともに、隣の神社もみえますね。

 

南蔵院は桜寺とも言われているそうで、桜の時期は、ここからの眺めはいいだろうなと想像できます。

八重紅枝垂ということで、濃いめのピンクなのかな。

エドヒガン桜のひとつのようです。

私のように初不動の日に参拝したい、というこだわりが無ければ、春の枝垂れ桜の時期に参拝するのをおすすめします。

 

地蔵堂も参拝



地蔵堂には、はいた地蔵さまです。歯の痛みを治すのだとか。

地域の人には、こちらのお地蔵さまが熱く信仰されていたのでしょう。

家に帰ってから知ったのですが、南蔵院には、板橋区にある中で最も古い坐像の三体の坐像があるそうです。

見ることなく帰ってしまいました。

三体は、阿弥陀如来坐像、大日如来坐像、聖観音菩薩坐像です。

その下は供養塔になっていて、阿弥陀如来の下は月山供養塔、大日如来の下は、出羽三山供養塔、聖観音菩薩の下は羽黒山供養塔となっているそうです。山形県となにか、関係があるのかしら。

 

本堂の裏手に納経所





帰りにまた南門から出るので、その前に納経所に立ち寄って関東36不動尊の御朱印をいただきました。

桜の時期に行けるかどうかわからなかったので、一緒に、絵葉書を購入しました。