今回も何度も参拝したお寺に関東36不動尊めぐりで行ってきた話です。

今回は、お堂の梵字が目立つ深川不動堂です。高幡不動尊と同じように、有名ですよね。

高幡不動尊と同じく、法要の人だけでなく護摩焚きに参加できます。

(ただし現在は、新型コロナの感染拡大防止として、堂内の参拝はできないようです)。

今まで書いてきたブログ記事と同様、以前に行った時の話を書いています。

そう思うと、平和に安全に参拝できていたのが当然だったのがついこの前の話なのですよね。

それが変わってしまうとは思いもよりませんでした。

これから行く予定の人は、前もって深川不動堂のホームページを確認してから行くようにしてください。

どれがやっていて、どれが今はやっていないのか確認してから行くようにしましょう。

 

私が初めて深川不動堂に行ったのは、本堂が改築されて間もなくの時期だったと思います。

平成25年くらいの時期だったかと。

そのときに、斬新だったのが外壁です。お不動様の真言が梵字で書かれています。

一見すると本堂に見えないのですよね。黒と金色のビルと言った感じでした。

石碑に「内陣 剣大講」と書いてありますね。

なんでも西側の水屋に水盤があって、そこに剣大と書かれているそうです。剣大講が奉納したそうです。

成田山新勝寺が本山ですが、成田山新勝寺の講社が剣大講なのだそうです。永代寺内陣五講にひとつなのだとか。

昔は「講」という団体で信仰しているお寺めぐりをしていたのだと聞きます。深川不動堂の周りにもその「講社」の名前が書かれているということです。


成田山東京別院の深川不動堂と深川龍神

さて、前置きが長くなりましたが、最近、深川不動堂でパワースポットだと言われているのが、こちらの深川龍神です。

境内に入ってすぐ左手にあります。

龍の神様と「水」は切っても切れない間で、龍が水を飲みに来ると言われています。

以前は、農業や水産業のための祈りの場所だったらしいのですが、最近は、願いを叶えてくれるパワースポットとして注目を浴びているのだとか。

「龍神願い札」を水鉢に浮かべて願いを込めると札が水に溶けて、龍神さまに願いが届くそうですよ。

龍神願い札はこの龍神の水鉢のすぐ近くにあります。

その隣には深川龍神のお守りです。「昇龍守」と書いてあります。

出世、財運、社運など昇り龍のようになりたいものですね。


納札所にもお不動様

1年間たったら、御札やお守りは納め札所に返しにいきます。それと願いが叶った場合もです。

納札所にもお不動様がいらっしゃるのはいいですね。

感謝の気持ちはそばにある護摩木に書くのだとか。

御札やお守りだけを納め札所に置くのであって、それ以外の達磨やしめ縄は置かないように、とのことでした。


旧本堂は江東区内最古の木造建築物

狛犬ならぬ、お不動様の童子でしょうか。

こちらの旧本堂は江東区の指定登録文化財になっています。

驚いたことに、関東大震災と先の大戦で、本堂は焼失したそうなのですが、なんと千葉県印旛沼の近くにあった龍腹寺の地蔵堂を移築したものだそうです。

どのようなご縁でそうなったのでしょうね。

深川不動では、日曜日、祝日、そしてお不動様のご縁日である28日には、おねがい不動尊に法楽後に触れることができると参拝者も多く人気です。11時、13時、15時に護摩焚きが行われ、その後に記念法楽が行われます。

出世稲荷の法楽や、龍神の法楽は、土曜日も行っていますが、「おねがい不動尊」の記念法楽は日曜日、祝日、あとはご縁日となっていました。

 



旧本堂前には、お不動様のご真言も書いてあるので、暗記していない人でもこれを唱えておくといいですよ。

長い言葉のように感じますが、何度か唱えると自然と覚えるご真言です。不思議なことにお不動様のご真言は私の場合、覚えやすかったです。

旧本堂の後ろから中に入ることができるようになっていまして、1階、2階、4階が見学できるようになっています。

今回は別の寺院に行く予定があったので、中は入っていないのですが、何度か入ってみています。

 



こちらも狛犬ならぬ、お不動様の童子のようですね。

その下には、巨大なわらじと、小さなわらじです。絵馬のようなものもついていますね。

わらじ守りだそうです。お守りの絵馬に願い事を書くのです。

昔から旅やハイキング、山登りなどで足腰の息災を願うわらじはお寺でよく見かけます。

このわらじ守りは、ここの大きなわらじにかけておかなくても、家に持ちかえることもできます。

記念に持ち帰ってもいいのです。


開運出世稲荷で2月15日は特別な法楽

こちらが吒枳尼天尊と書かれている開運出世稲荷です。

深川開運出世稲荷です。本堂に向かって右手にあります。

右端と言っていいくらいの場所です。

成田山新勝寺にも、お寺の境内から少し離れていますが、稲荷社があります。

そちらの成田山開運出世稲荷の御分霊になります。

商売をしている人の信仰が厚く、のぼり旗が奉納されています。


開運出世太鼓がみえます。太鼓を叩いてお参りします。

熱心な信徒が多くてけっこう長い時間祈っていました。

毎年2月15日に例大祭が行われます。いつもは土曜日、日曜日、祝日、それとご縁日に祈願法楽を行っているそうです(11時)。

2月15日の法楽では開運招福の赤い札をいただけるそうですよ。

9月15日には開創記念大祭を行っているそうです。


先程の写真にも真正面に鳥居のようなものがありますが、開運出世稲荷社の横にも鳥居のようなものがありました。

2月いっぱいは、例大祭を記念してか、吒枳尼天尊の御朱印がいただけます。

そのこともあって2月に関東36不動尊の差し込み式の御朱印とともに、吒枳尼天の御朱印をいただきに行きました。

以前にも何度か参拝していますので、御朱印帳にはご本尊の不動明王の御朱印はいただいていたのですが、吒枳尼天は初めてです。

吒枳尼天に関する御札やお守り、「願掛けきつね」は、この稲荷社すぐそばの社務所にいきます。

稲荷社の場合は、社務所なのです。その隣は護摩木がたくさん並んでいる護摩木受付所になっていて、その場所で、御朱印をいただきました。

開運出世稲荷に行ってみたい人は、2月15日を狙うといいかもしれませんね。

 

最後にもう一度、旧本堂を中心に写真を撮りました。

こうやってみると、ご朱印の矢印があるので、御朱印をいただく場所は、迷わないで行けると思います。