阪急交通社の坂東33観音めぐりのバスツアーに参加した体験談の続きです。
前回は、坂東33観音1番の杉本寺でした。
前回のブログ→杉本寺は坂東33観音札所第1番(阪急交通社のバスツアー体験してみた)
バスツアーでは気になる人も多いお昼ごはんについてです。
お昼ご飯は、車内にてお弁当をいただきました。
これって、微妙に嬉しいものです。
なぜなら、どこかのお店で食事となると、ゆっくり食べた気にならないうえに、その時間は移動時間になりません。
お弁当ですと、その間、バスは移動してくれています。
私は、けっこういろんな巡礼の旅をしていますが、時間節約のために、缶コーヒーだけとか、ソイジョイ食べながらとかしています。
お寺がしまるのが、夕方4時とか4時半とかあるからです。
秩父の巡礼は、夏時間は5時までなので、助かっているくらいです。
1時間、お昼休みを取る札所だとなかなか移動時間に当てるのは無理かもしれませんが、30分くらいなら、お経を唱えて境内を見学して、写真を撮っているとそれくらい時間は取られます。
なので、なるべくご飯は食べないで(歩きながら、あめやソイジョイ食べるくらい)、巡礼の旅をしています。
もちろん、旅はご飯が目的!という人は、このやり方はできませんが。
話を戻しましょう。
坂東33観音ツアーはバスの中で、なだ万のお弁当をいただきました
なかなかのお弁当ではありませんか。
何度もいいますが、このお弁当を食べている間にバスは移動してくれています。
次の金目山光明寺に向かっています。
金目川近くの金目観音です。
金目川は桜の名所でもあるそうです。
お寺の前を流れる川では太った鯉がいるとのこと。
なだ万の日本茶を飲みながら、お弁当を食べている間に、かまぼこの販売の話など聞いていますので、あっという間です。
ちなみにまだ寒い日でしたが、このように海には人が集まっていました。
大型バスなので、駐車場がかぎられます。
お寺の真ん前に止めるわけにはいきませんから、少し場所が離れています。川に沿って歩きながらお寺に向かいます。
金目川を散策しながら、金目観音へ
こちらの川沿いも桜の時期は、桜並木になるのでしょうか。
まだ寒い時期なので、緑が少ないです。
前河原橋という新品の橋の上から鯉がいないか、見ました。
のどかな風景が続きます。
金目観音、光明寺の付近には、他にも神社やお寺がありました。
だんだん近づいてきましたよ。坂東33観音は、どのお寺も歴史が古いですから、味わい深いですよね。
光明寺は、702年に創立ですから、何千年もの時を越えて金目川を見ているのですね。
本尊は秘仏で60年に1回公開される
石柱には坂東第7番の文字が見えます。
一見した時、まるで浅草寺じゃないかと思うほど。
金目観音と書いてある大きな提灯がありました。
仁王門には、大きなわらじです。
普通のわらじが、ミニわらじに見えます。
浅草寺の山門にも大きなわらじが掛けられていますよね。
めちゃくちゃ浅草寺に似ています!
仁王門から鐘楼を写してみました。
金目観音は、北条政子が安産祈願したという「お腹ごもりの観音」と言われる観音様です。
まずはロウソクに火を灯し、お線香に火を付けます。
歴史ある観音堂です。
お腹ごもりというのは、大磯町の海女さんの桶に観音像が入っていて、のちに道儀上人が堂をつくりこの観音像を安置したそうです。
その後、行基が人間くらいの高さの木造の観音像を作りまして、その胎内に海女さんの桶に入っていたという観音像を納めたそうです。
私もほかで、胎内仏というのでしょうか、見たことがあります。
それが小さい像が入っている場合、まるで赤ちゃんを妊娠しているようにみえるのですよね。
光明寺の境内の案内図があった
この案内図を見ていただくと配置がわかるかと思います。
私たちは、仁王門から入ってきて、香炉のところで、ロウソクに火をつけました。
そのそばには、観音立像がありました。
観音立像のほうから観世音本堂を
観音堂のまわりは、赤い旗が多く立っていました。
坂東33観音めぐりが好きな人は、この古いお寺の雰囲気が好きなのでしょうね。
なんせ北条政子が安産祈願ですから。
今でも安産祈願に訪れる人は多いそうです。
再度、横からの写真を撮りました。
この古びた感じがいいですね。
天気がよくて良かったです。
その一方で、新しい建物もみえました。
先程の観音立像のほうから左手をみますと比較的新しいお堂があります。
あまりにも観音堂が古いので、新しく見えてしますのですが。
境内をみていると、いくつか、坂東第7番ということが書いてある石柱がありました。
古い観世音堂に古い石碑
こちらもこちらで、古そうです。
何年くらい前のものなのでしょう。
こちらは、観世音堂の前にありました。
坂東7番、金目観音の隣に、横浜貿易新報社と書かれていますね。
観音堂の中は撮影できないので、ここまで、です。
金目山の山号を書いた額は比較的新しく感じました。
それにしてもご本尊は、60年に1回、御開帳というのですが、次はいつなのでしょう。
先程の金目観世音の石像を遠くから撮りました。
これを見てわかるように、国の重要文化財や神奈川県の重要文化財などが多いから、その説明がたくさん書いてありました。
その上には、枝垂れ桜っぽい枝がみえます。
おそらく桜の季節はいい風景の写真が撮れそうです。
文殊菩薩、普賢菩薩のお堂があった
先程も境内全体を写した写真にあったように、観世音堂に向かって左手には、比較的新しいお堂がありました。
文殊・普賢菩薩堂です。
三人寄れば文殊の知恵ですね。
文殊菩薩は、卯年の人、普賢菩薩は辰年、巳年の生まれの人の守り本尊だそうですよ。
釈迦如来の右脇侍として、文殊菩薩、普賢菩薩は知られています。
境内には、その他にも地蔵菩薩、お地蔵さまもいらっしゃいます。
こちらもこちらで、古そうな石像ですね。
こちらは、歓喜天のお堂です。
文殊菩薩、普賢菩薩のお堂よりは古そうにみえます。
聖天様をお祀りしています。
もちろん、秘仏ですね。
その前には金目七福神の立て札がありました。
お正月の時は、七福神としてやっているのかしら。
本坊が寺務所で納経所になっています
観世音堂に向かって右側には、本坊がありました。
その途中に、水琴窟がありますね。水琴窟の音色はよくわからず。
ここは桜の季節はいい光景だろなと寒い時期ですが思いましたよ。
金目山光明寺の本坊です。
納経所のところで出会う、あの小坊主の看板がありました。
小坊主のまわりも、由緒ありそうな石像や石塔です。
私たちは、バスツアーなので、添乗員さんがすべて御朱印いただきに行っています。
その点は楽ですし、各自にまかせていたら、時間がどれくらいあっても足りませんねん。
最初のうちに、納経帳は添乗員さんにあずけておいて、ツアーの最後に返してもらいます。
中には、お軸の人もいましたよ。
でも大半は、納経帳だったかな。
本坊に行く必要はないのですが、本坊の門から隣をみると、これが阿弥陀堂なのかなと思われるお堂がありました。
坂東33観音くらい有名なお寺ですと、御朱印の書き手さんもたくさんいるのだそうです。
手慣れたもので、早く書き終わるのだとか。
バスツアーだと一気に、御朱印の文字も20人、30人分と書かないといけませんよね。
外のほうからも写真を撮りました。
離れる際にももう一度、仁王門を撮りました。
そのときに、気が付いたのが、金目川と観音堂というのが、平塚八景に選ばれているようでした。
再度、感じたのですが、今は枯れ枝になっていますが、桜の季節のこと。
いい風景ですよ。
写真撮影が好きな人には、教えてあげたいです。
駐車場へ戻る道すがら、地元の人から、この光明寺近くに美味しい和菓子のお店があるそうです。
山口屋といって、最中がおいしいので有名だからと言われ、買いに行っている人がいました。
私は、バスの集合時間に間に合うかわからなかったので、行かなかったのですが、個人で坂東33観音を回っている人は、光明寺のすぐ裏手でしたから、ぜひ立ち寄ってみてください。
【阪急交通社のバスツアーに参加した時のブログ】
金目観音、光明寺(坂東三十三観音第7番)今回のブログ記事
初めて札所めぐり巡礼に出るのなら
下のセットを見てもわかるように、最低必要なものからで大丈夫。
白衣やおいずる、金剛杖は、必要だと思った時に。
ただし、四国などのお遍路さん用ではなく、「観音霊場」のものを選びましょう。
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まずは輪袈裟(わげさ)を用意しましょう。
>>輪袈裟 般若心経柄 どこのお寺にも使えます お遍路用品 お遍路グッズ
数珠(念珠)は既にもっている人もいることでしょう。
自分の家にあるものでもいいです。
>>観音霊場巡礼用数珠 茶
納め札は「観音霊場」と書いてあるものを。
観音霊場共通というものでも、以下のような秩父、坂東、西国の別があるものでもいいです。
納経帳は最初のお寺で購入してもいいですし、前もって用意しておくのもいいです。
私自身はネットで購入してから行きました。千糸繍院のものは、坂東の時に買いました。ちょっとかさばるのですが、刺繍がきれいです。
>>千糸繍院 謹製 秩父三十四観音霊場 納経帳 西陣織/表紙刺繍 蛇腹式 全88ページ (桃地紋)
経本は最初のお寺で買ってもいいですし、心配なら前もって購入です。