普門院にやってきた時、目についたのは、狭山観音霊場の石の柱です。寺標のようなものですね。
狭山第7番観世音霊場普門院と書いてある石碑が入口に立っていました。
山門から歴史が長い感じがしまして、ワクワクです。
武蔵野三十三観音の比べると、狭山観音霊場はあまり知られていないように感じますが、こちらの普門院は石碑に刻まれているのは狭山観音霊場でした。
狭山観音霊場も巡っていくと、歴史散歩みたいな感じですよ。
私の場合、武蔵野三十三観音の巡礼を優先していますがなるべく80周年の期間内に結願したいと思いっているからです(御朱印もほとんどのお寺で80周年と書かれた印も一緒に御朱印として押してあった)。
狭山観音霊場も歴史散歩のようなところがありますので、武蔵野三十三観音が結願したら次は、狭山観音霊場というのもいいですよね。
山門に向かって右手の大きな木は、ヒバの木だそうです。
山門の奥には、本堂の青い色の屋根が見えました。
石仏が出迎えてくれる普門院
山門前から石仏群がありまして、期待が高まります。
こちらにも狭山観音霊場と書いてあって、普門院本尊、千手観世音の石碑がありました。
「念ずれば花ひらく」という石碑もあります。
山門すぐそばに、御開帳の立て札が立っていました。
横には、如意輪観音がいらっしゃいます。
奥に、六地蔵がいますね。
こちらにもいつもの狭山観音霊場の立て札がありました。
普門院は狭山観音霊場第7番となっています。
ぼけよけ地蔵尊もありまして
山門を入ったら、左手すぐそばに、「ぼけよけ地蔵尊」です。
雨の日だったので、雨だれが写真に写っています。
普門院はそれほど境内が広いお寺というわけではないのですが、管理がきちんとされていてとてもきれいなお寺です。
もしかしたら墓地のほうが広いのかもしれませんね。
山門を入ってまっすぐ先に進むと回向柱が見えました。まだ、真新しいままですね。
「南無遍照金剛」と書かれていました。その下には「乃至法界、平等利益」の文字もありました。
御開帳始まってすぐに疫病ですからね。真新しい回向柱はそのままです。
回向柱の手前にある青銅かなと思う灯籠も歴史を物語ります。
いつもの小坊主を見つけました。
青い屋根と後ろの竹林、手前の緑の木々がきれいです。
そう思うと、普門院への巡礼は、春夏がおすすめの季節でしょう。
弘法大師の像も見えました。
その前に普門院と書かれた提灯のそばになにやら、お釈迦様のような像があります。
お釈迦様の像と、マニ車がありました。
額には「上洗山」と書いてありました。
普門院としては、御本尊は不動明王だそうです。
お手綱は本堂の中につながっていましたが、扉は閉まったままでした。
武蔵野三十三観音としては、千手観音が御本尊になります。
本堂方面から山門に向かって写真を撮りました。
お花が少し咲いているのがわかるでしょうか。
本当にきれいに管理されているお寺です。
山門の裏手には、青もみじがありました。こちらは秋が見頃かな。
その隣には、大きな石碑が立っていました。
納経所には書類棚があり御朱印が入っていました
いつもの小坊主が指し示しているのですぐにわかりますが、本堂に向かって右に納経所がありました。
チャイムを鳴らそうとふとみたら、小さな棚がありました。
玄関むかって右手に木製の書類棚です。
そこには、狭山観音と武蔵野観音と分けられ、中に御朱印が入っていました。
武蔵野三十三観音は決まった納経帳を使っている人は差し替え方式です。
白紙になっている「普門院」のところを抜いて、上から三段目のところ「差替済み御朱印台紙入れ」にいれておけば、書き置きの御朱印とチェンジできます。
自分が置いた白い紙がだれかの御朱印帳に入るわけですね。
その下は、納経料をいれる棚になっています。
しかし、この時残念なことに、お姿(御影)がありません。
仕方なくチャイムを鳴らして、お姿をいただきました。
私の後からは、お姿も置いてあるようになっているといいのですが。
しかし、この方式なら、たとえお寺の方々がお留守でも御朱印がいただけるので便利です。
お寺も法事など忙しい時もあるでしょうから。
普門院の駐車場は山門の目の前にありました。お寺の駐車場だとすぐわかるように、観音像が立っていました。
おそらく檀家さんが多いのだろうと思います。駐車場は台数が10台以上は停めることができそうでした。
青い屋根が美しい本堂と石仏群やお地蔵様があってなかなかいいお寺でした。由緒がよくわからないですが、狭山観音霊場にもなっているので、おそらく地元では古くからあるお寺さんなのでしょうね。