江戸33観音巡りの話です。
1番の浅草寺で初願したその日のうちに2番も3番のお寺も行きました。
最初行った時、ちょうど住職が外出中とかで、「すぐ戻ります」との張り紙があったのです。
これは御朱印いただけないかと心配していました。
しかし、お経を唱えて、写真を撮っていたりいろいろとしている間に戻られまして、私と他の参拝者も御朱印をいただくことができました。
それにしてもこちらの大観音寺ですが、私は以前に来たことがあるのですよね。うっすらと覚えています。
しかし、その時御朱印帳を持参していなかったため、参拝だけして帰った記憶があるのです。
それでもこうやって縁があると、また再訪できるのだなと思った次第です。
人形町の大観音寺
「本堂へはこちらからお入りください」と書いてあることは、本堂へ上がることができるのだなと思いました。
大観音寺はそもそも鎌倉で創建されたそうです。
大観音寺は、くろがね、すなわち鉄造の観音さまです。
それも井戸から出現したのだとか。火災で井戸に避難させ、後年、井戸から出てきたということです。
その井戸は、くろがねの井と呼ばれるそうです。鎌倉の地にある鎌倉十井のひとつなのだとか。
鉄観音というお茶は知っていましたが、鉄造りの観音さまです。大きな鉄造りの聖観音菩薩の首像だそうです。
ここに写っている観音さまとは別なのでしょうね。後ろに見える扉のなかにいらっしゃるのだろうと思いました。
黒い鉄観音が特徴
お参りが済み次第、ローソクの火を消してくださいとのことです。
お寺で一番怖いのが火災ですよね。いままで火災によってお寺がいくつ消失したか。
お寺の縁起を読んでいると火災によって再建というものが目に付きます。
大観音寺では、このように護摩焚きをやっているいるようですね。
毎月11日は、護摩焚きを行っていると書いてありました。
札所第三番の横には、「厄除け馬頭観音」さまがいらっしゃいます。
厄除け馬頭観音も参拝しました
馬頭観音さまですから、どうしても馬の顔がわかるようにと思いますよね。
もう少し、アップに撮りました。
頭に馬がいることがわかりますか。
本堂に向かって左右にいらっしゃいます、厄除け馬頭観音と、白衣興亜観音はガラス越しですが、いつでも見ることができます。
それに対してご本尊は、限られた日しかお会いすることができません。
大観音寺は階段を登って上にありますから、馬頭観音と白衣興亜観音が通りを見守っているにように感じます。
毎月11日と17日が御開帳で本尊開扉となります
それでも12年に1度や10年に一度しか扉を開けないというお寺が多いわけですから、月に2回、開扉というのは、大盤振る舞いでしょうね。
白衣興亜観音は、小さめで、優しい感じがする観音様です。
本堂裏手には、地蔵堂もあり(願い地蔵尊)
都会の真ん中に建つお寺なので、境内の敷地は広いわけではありませんが、コンパクトな境内なのに見どころ満載です。
地蔵堂もあります。本願地蔵尊です。
お地蔵さまも大好きなので、御朱印は江戸33観音のものだけでなく、お地蔵さまの御朱印のいただきました。
それと忘れてならないのが、韋駄天ですね。俊足と言ったら韋駄天です。
足が遅いと感じたら、これまた韋駄天にお参りです。
お正月の頃はまだまだ日が暮れるのも早めです。
最初はそれほどでもなかったのですが、だんだん暗くなってきました。
韋駄天像もあり
韋駄天像の横には、わらじがかかっていました。足腰のことでお参りに来る人もいることでしょう。
また周りも暗くなってきましたね。それでライトアップされたような感じになっています。
まだ1月だと日が暮れるのも早いのです。
さて。足の早い韋駄天ですから、ランナーの方は江戸33観音めぐりだけなく参拝するといいかと思うのです。
仏舎利、お釈迦様の骨を盗んだ鬼から取り返したというくらいの俊足です。
階段下のところには、ご縁日(ご本尊開帳の日)についての説明がありました。
正五九護摩と書いてあったので、護摩焚きはこの3か月の間に行っているようです。
11日は、朝の7時から観音経の読経からスタートです。
それが終われば、定例の護摩焚きです。
午後には、2回目(2座め?)の護摩焚きになりますね。
その後には座禅会も行っているとか。
盛りだくさんの1日になっているようでした。
それから比べると、17日のほうは、朝詣り会と観音経の読経です。
それにしても観音経は、般若心経に比べたら、なかなか読経の機会がないので、こういうのもいいなと思いました。
11日は朝7時から開始ですし、17日も朝8時から開始で、お寺さんは朝が早いですね。
韋駄天にお参りする人も多い
韋駄天に関してはファンも多いのでしょうね。韋駄天の手拭いも売っていました。
木札守や肌守りもありましたので、それを身に着けているランナーの方々もいることでしょう。
手拭いは汗をふくのに便利です。
こうやってみると、御守も種類が多いですね。
ご縁日のいろいろな活動をみて、近所の人だけでなく、周りの会社で働いている人も参加しているのだろうと感じました。